ランニングペース換算
ペース・タイム・距離のうち2つを入力すると残り1つを算出。速度とスプリット表も同時に表示します。
入力
結果
| 距離 (m) | タイム (時:分:秒) | ラップ |
|---|
ペース・タイム・距離の関係
ランニングペースとは、単位距離を走るのに要する時間のことです。距離・タイム・ペースの3量は1本の方程式で結ばれており、どれか2つが決まれば残りの1つは一意に定まります。本ツールはこの3通りの解き方をすべて扱います。「ペースを求める」は距離とタイムからペースを、「タイムを求める」は距離と目標ペースから予想完走タイムを、「距離を求める」はペースとタイムから進める距離を返します。単位変換(分/km・分/mile・秒/400m など)とスプリット表の生成も同時に行います。
計算の仕組み
3つの量は1本の関係式で結ばれ、それを3通りに書き表せます。
どのモードも同じ式を並べ替えているだけです。速度はどのモードでも併せて表示され、スプリット表 はランを 1 km ごと1 mile ごと の区間に分解します — ウォッチに目標ペースのアラートを入れたり、実際のラップを計画と比べたりするのに便利です。
ペースと速度・主要レースの目安
ランナーはペースで速さを語り(小さいほど速い)、自転車・自動車・物理は速度で語ります(大きいほど速い)。両者は単位を変えただけの逆数関係です。
5:00/km はちょうど 12 km/h、4:00/km は 15 km/h。サブスリー (フルマラソン3時間切り) には 4:15/km、つまり約 14.1 km/h を 42.195 km 維持する必要があります。
| 種目 | 60分台ランナー | 90分台ランナー | 2時間台ランナー |
|---|---|---|---|
| 5K | 12:00/km | 18:00/km | 24:00/km |
| 10K | 6:00/km | 9:00/km | 12:00/km |
| ハーフ | 2:50/km* | 4:16/km | 5:41/km |
| フル | — | 2:08/km* | 2:50/km* |
8:00/mile はちょうど 7.5 mph、6:30/mile は約 9.2 mph。サブスリー (フルマラソン3時間切り) には約 6:52/mile、つまり約 8.7 mph を 26.2 mile 維持する必要があります。
| 種目 | 60分台ランナー | 90分台ランナー | 2時間台ランナー |
|---|---|---|---|
| 5K | 19:18/mile | 28:58/mile | 38:37/mile |
| 10K | 9:39/mile | 14:29/mile | 19:18/mile |
| ハーフ | 4:34/mile* | 6:52/mile | 9:09/mile |
| フル | — | 3:26/mile* | 4:35/mile* |
* 印は世界記録レベル以上のペースです。
応用例
1. 目標ペースの練習
ハーフを 1:45 で走りたいとします。ペース = 105分 ÷ 21.0975 km ≈ 4:58/km。ペース = 105分 ÷ 13.1 mile ≈ 8:00/mile。これでテンポ走でキープすべき速度や、各キロmileのスプリットでウォッチに出るべき数字が分かります。
2. 完走タイムからペースを求める
10K を 50:00 で完走した場合、ペース = 5:00/km。ペース ≈ 8:03/mile。この値をトレーニング計画の基準点として使えます。
3. 練習ペース ↔ レースペース変換
テンポ走は 10K レースペースより 10〜20秒/km15〜30秒/mile 遅め、ロング走 (LSD) はマラソン目標ペースより 60〜90秒/km90〜150秒/mile 遅めが定石です。レースペースを入れて差分を適用すれば、練習ペースが逆算できます。
4. トラックでのスプリット
トラック練は「400m あたり○○秒」で書かれることが多いです。5:00/km = 5分/km × 0.4 km = 400m あたり 2:00(120秒)。サブスリー (4:15/km) なら同じ換算で 4.25 × 0.4 × 60 = 102秒/400m になります。8:00/mile ÷ 4 = 400m あたり 2:00(120秒)。400m はおよそ 1/4 mile だからです。サブスリー (約 6:52/mile) なら約 103秒/400m になります。
注意点
- 坂・路面・天候は同じ努力でもペースを変える。 起伏のあるトレイルではペースより心拍数や主観的運動強度の方が正直です。本ツールは幾何学的なペースを返し、それを実現するのは身体です。
- GPS の誤差。 ウォッチは多くの GPS コースで 1〜2% 長めに出ます。特に市街地で顕著です。公認 5K の後にウォッチが 5.10 km3.17 mile と出たら、ずれているのはウォッチ側です。
- ウォーキングと走りは同じペース基準ではない。 ウォーキング用のペース表もありますが、レース計算機で使う一般的な 「分/km」「分/mile」 は走るフォームを前提としています。ウォーキングでも速度への換算は成立しますが、強度の分類基準は異なります。
よくある質問 (FAQ)
ペースから速度への換算は?
時速 (km/h) = 60 ÷ ペース (分/km) です。5:00/km なら 60 ÷ 5 = 12 km/h、4:00/km なら 15 km/h。
時速 (mph) = 60 ÷ ペース (分/mile) です。8:00/mile なら 60 ÷ 8 = 7.5 mph、6:00/mile なら 10 mph。
目標ペースから完走タイムを逆算できますか?
はい。それが「タイムを求める」モードです。レース距離と維持したいペースを入力すると、完走タイムが返ってきます。「距離を求める」はその逆で、ペースと時間を入力すれば進める距離が分かります。3つのモードでペース・タイム・距離の関係をすべて網羅できます。
はい。それが「タイムを求める」モードです。レース距離と維持したいペースを入力すると、完走タイムが返ってきます。「距離を求める」はその逆で、ペースと時間を入力すれば進める距離が分かります。3つのモードでペース・タイム・距離の関係をすべて網羅できます。
GPS が計測した距離が公認距離とずれるのはなぜ?
GPS ウォッチは信号のドリフトや市街地でのコーナーの内側取りのため、公認コースで 1〜2% ほど長めに表示するのが普通です。公認 10K でウォッチが 10.15 km と出たら、ずれているのはコースではなくウォッチ側です。レースペースの基準は公認距離を採用してください。
GPS ウォッチは信号のドリフトや市街地でのコーナーの内側取りのため、公認コースで 1〜2% ほど長めに表示するのが普通です。公認 10K でウォッチが 6.31 mile と出たら、ずれているのはコースではなくウォッチ側です。レースペースの基準は公認距離を採用してください。
舗装路とトレイルでペースはどう違いますか?
かなり違います。平坦な舗装で 5:00/km のランナーが、起伏のあるトレイルでは同じ心拍でも 6:30〜7:00/km まで落ちることがあります。ペースは幾何学的な出力値で、変化に富む地形での実際の負荷は主観的運動強度や心拍数で見る方が信頼できます。
かなり違います。平坦な舗装で 8:00/mile のランナーが、起伏のあるトレイルでは同じ心拍でも 10:30〜11:15/mile まで落ちることがあります。ペースは幾何学的な出力値で、変化に富む地形での実際の負荷は主観的運動強度や心拍数で見る方が信頼できます。
免責事項
ペース計算は、距離全体を一定のペースで走り続ける前提です。実際のランは地形・天候・疲労・ペース戦略などで変動するため、本ツールの値は計画の目安としてご利用ください。当日のパフォーマンスを保証するものではありません。