RAID容量の計算
入力
| ディスク台数 | 4 |
|---|---|
| ディスク容量 | 4 TB |
| RAIDレベル | RAID 5 — パリティ |
RAID容量の計算
ディスク台数、容量、RAIDレベルを入力して、使用可能な記憶容量・耐障害性・冗長オーバーヘッドを求めます。
入力
ディスク構成
結果
値を入力すると計算結果が表示されます。
RAID結果
ストレージ内訳
RAID容量
RAID(Redundant Array of Independent Disks)は、複数の物理ドライブを1つの論理ボリュームにまとめる技術です。選択するレベルによって、アレイが生の容量・耐障害性・読み書き速度のどれを優先するか、および冗長性にどれだけの生ストレージが消費されるかが決まります。
各レベルのディスク容量の使われ方
RAID 0はパリティやミラーリングなしにすべてのドライブへデータをストライピングします。生容量のすべてがユーザーデータに使え、読み書きはすべてのディスクに同時分散されます。代償は完全な無防備さで、1台でも故障するとアレイ全体が失われます。
RAID 1はすべてのディスクの完全なミラーを保持します。4 TB のドライブが2台あれば使用可能容量は 4 TB となり、2台目は同一コピーを保存します。1台(あるいは1台を残すすべて)が故障してもデータは失われません。
RAID 5は3台以上のドライブが必要で、ストライプごとに1つのパリティブロックをすべてのドライブに分散して保存します。容量 のドライブが 台の場合:
4 TB のドライブ4台を RAID 5 に構成すると使用可能容量は 12 TB となり、同時1台の故障に耐えられます。
RAID 6は2つ目の独立したパリティブロックを追加し、2台のドライブが同時に故障してもデータを失いません。容量 のドライブが 台の場合:
同じ 4 TB のドライブ4台では使用可能容量は 8 TB になりますが、同時2台の故障まで耐えられます。リビルドに長時間かかる大容量ドライブで特に重要です。
RAID 10はドライブのペアをミラーリングし、そのペア群をストライピングします。使用可能容量は総ロー容量の半分です:
偶数台(4台以上)が必要です。RAID 10はミラーリングの耐障害性とストライピングの読み取り性能を組み合わせ、レイテンシに敏感なデータベースワークロードの標準的な選択肢となっています。
冗長オーバーヘッドの計算
オーバーヘッドの割合は、ユーザーデータではなく保護に充てられる生容量の比率を表します:
RAID 0 のオーバーヘッドは 0%、RAID 1 は 50%、ドライブ4台の RAID 5 は 25%、ドライブ4台の RAID 6 は 50%、RAID 10 は常に 50% です。
計算例 — 8 TB ドライブ6台による RAID 5
生容量:
使用可能容量(RAID 5):
オーバーヘッド:
耐障害性:ディスク1台。
ドライブが故障するとアレイはデグレード状態に入り、コントローラーがパリティからホットスペアへデータを再構築します。再構築中はパフォーマンスが低下し、2台目が故障すると壊滅的な結果を招きます。大規模アレイで RAID 6 を検討すべき主な理由の一つです。
レベルの選び方
最大スループットが必要で独立したバックアップを別途保持している場合のみ RAID 0 を使用します。起動ボリュームなどの小規模な2台構成には RAID 1 を選びます。RAID 5 は容量効率が重要な3〜8台の NAS アレイに適しています。個々のドライブが 2 TB を超えるか、アレイが6台以上になったら RAID 6 に移行します。性能と冗長性の両方が絶対条件であれば、RAID 10 がエンタープライズの標準です。
稼働率SLAの計算は、ドライブの信頼性を予想ダウンタイムの予算に換算する際に組み合わせて活用できます。
よくある質問 (FAQ)
RAIDとは何ですか?どのようにデータを保護しますか?
RAID(Redundant Array of Independent Disks)は、複数のドライブを1つの論理ユニットにまとめ、生容量の一部とデータの冗長性・読み書き性能・またはその両方を交換する技術です。RAID 1はすべてのディスクの完全なミラーを保持します。RAID 5とRAID 6はパリティデータをドライブ間に分散させ、1台または2台のディスクが故障してもアレイが自己修復できます。RAID 0はデータをストライピングして最大速度を実現しますが、保護は一切なく、1台でも故障するとすべてのデータが失われます。
RAID 5とRAID 6はどう使い分ければよいですか?
RAID 6はストライプごとに2つ目のパリティブロックを追加し、任意の2台のドライブが同時に故障してもデータを失わずに済みます。容量の大きい現代のドライブはリビルドに数時間から数日かかることがあり、その間に2台目が故障するとRAID 5では壊滅的な事態となります。2 TBを超えるドライブや6台以上のアレイでは、RAID 6の方が安全な選択です。代償としてRAID 5に比べてディスク1台分のオーバーヘッドが増えます。
RAID 10が高性能ワークロードに向いている理由は何ですか?
RAID 10はドライブのペアをミラーリング(RAID 1と同様)し、そのペア群をストライピング(RAID 0と同様)します。各ミラー内のどちらのディスクからも読み出しが行え、書き込みは複数のストライプに同時分散されます。その結果、一般的なRAIDレベルの中で最も高いランダム読み取り性能を実現し、データベーストランザクションログなどレイテンシに敏感なワークロードの標準的な選択肢となっています。代償として、生容量の半分がミラーリングに使われます。
RAIDレベルはどのように選べばよいですか?
まず優先事項を整理します。データ保護よりも生の速度が重要であればRAID 0が容量を最大化しますが、故障への耐性はゼロです。
予算を抑えた汎用ファイルサーバーには、3〜4台構成のRAID 5が使用可能容量とシングルディスク保護のバランスとして有効です。大規模なアレイやミッションクリティカルなデータにはRAID 6が2段階の保護を加えます。性能と冗長性の両方が譲れず、コストが制約でない場合はRAID 10がエンタープライズの標準です。