ホーム 数学 最大公約数・最小公倍数の計算 最大公約数・最小公倍数の計算 2 つの正の整数の最大公約数(GCD)と最小公倍数(LCM)を求めます。 印刷 入力 1 つ目の数 2 つ目の数 結果 最大公約数 詳細 最小公倍数 共有 レポートを印刷 リセット 埋め込み この計算機を埋め込む プレビュー このコードをページに貼り付けると計算機を表示できます。 コードをコピー この計算を共有 このリンクを開くと、入力した値がそのまま表示されます。 リンクをコピー 共有する XFacebookLINE メール 最終更新: 2026-05-13 定義 最大公約数(GCD〈Greatest Common Divisor〉)は、複数の整数に共通する約数のうち最大のものです。最小公倍数(LCM〈Least Common Multiple〉)は、共通する倍数のうち最小のものです。いずれも 2 つの整数の算術的な関係を端的に表す量です。 12 と 8 を例にとります。 12 と 8 の公約数は 1、2、4 です。その中で最大のものは 4 です。 12 と 8 の公倍数は 24、48、72、… と続きます。その中で最小のものは 24 です。 ユークリッドの互除法による最大公約数の計算 最大公約数を求める代表的な方法がユークリッドの互除法です。紀元前 300 年頃に著された『原論』で述べられた手法で、現在も効率的な計算手順として使われています。核心となる性質は次の式です。 gcd(a,b)=gcd(b, a mod b)\gcd(a, b) = \gcd(b,\ a \bmod b) ここで a mod ba \bmod b は aa を bb で割ったときの余りです。余りが 0 になるまで繰り返し、最後に 0 でない余りが最大公約数になります。 例: GCD(48, 18) ステップaabba mod ba \bmod b148181221812631260 最後に現れた 0 でない余りは 6 なので、GCD(48, 18) = 6 です。 このアルゴリズムのステップ数は、小さいほうの数の桁数の 5 倍を超えないことが知られています。 最大公約数と最小公倍数の恒等式 最大公約数が求まれば、最小公倍数は 1 つの式で計算できます。 LCM(a,b)=a×bgcd(a,b)\text{LCM}(a, b) = \frac{a \times b}{\gcd(a, b)} これは偶然ではなく、整数の素因数分解の一意性から導かれる定理です。各整数を素数の積とみなすと、最大公約数は各素数の指数の最小値を、最小公倍数は最大値を取ります。両者の積は常に a×ba \times b になります。 例: LCM(12, 8) GCD(12,8)=4,LCM(12,8)=12×84=24\text{GCD}(12, 8) = 4, \quad \text{LCM}(12, 8) = \frac{12 \times 8}{4} = 24 確認すると 4×24=96=12×84 \times 24 = 96 = 12 \times 8 となり、恒等式が成り立っています。 最大公約数・最小公倍数が役立つ場面 分数の約分 ab\dfrac{a}{b} を既約分数に約分するには、分子と分母を gcd(a,b)\gcd(a, b) で割ります。たとえば 128\dfrac{12}{8} は gcd(12,8)=4\gcd(12, 8) = 4 で割ると 32\dfrac{3}{2} になります。 分数の加算 112+18\dfrac{1}{12} + \dfrac{1}{8} を計算するには、最小公倍数 LCM(12,8)=24\text{LCM}(12, 8) = 24 を通分の分母として使います。 112+18=224+324=524\frac{1}{12} + \frac{1}{8} = \frac{2}{24} + \frac{3}{24} = \frac{5}{24} 周期の問題 2 つの事象がそれぞれ aa 日ごと・bb 日ごとに繰り返される場合、次に同時に起こるのは LCM(a,b)\text{LCM}(a, b) 日後です。歯車の歯数比、タイル模様の周期、天体の会合周期などに最小公倍数が現れるのはこのためです。 暗号理論 ユークリッドの互除法は RSA 暗号の中核となる演算で、選んだ鍵指数が法のオイラー関数と互いに素であることを最大公約数で確認するために使われます。 特殊なケース GCD(a, 0) = a(a は任意の正の整数): すべての整数は 0 を割り切るという定義から自然に導かれる、互除法の基底ケースです。 互いに素な数: 最大公約数 = 1 で最小公倍数 = a × b です。例として GCD(7, 13) = 1、LCM(7, 13) = 91。 同じ数の場合: GCD(n, n) = n、LCM(n, n) = n です。 公式早見表 性質式ユークリッドの互除法gcd(a,b)=gcd(b, a mod b)\gcd(a, b) = \gcd(b,\ a \bmod b)最大公約数から最小公倍数lcm(a,b)=a×bgcd(a,b)\text{lcm}(a,b) = \dfrac{a \times b}{\gcd(a,b)}恒等式gcd(a,b)×lcm(a,b)=a×b\gcd(a,b) \times \text{lcm}(a,b) = a \times b分数の約分分子と分母を gcd\gcd で割る通分の分母2 つの分母の lcm\text{lcm} を使う よくある質問 (FAQ)最大公約数とは何ですか?最大公約数(GCD)とは、2 つの整数をどちらも割り切ることができる正の整数のうち最大のものです。たとえば GCD(12, 8) = 4 で、これは 12 と 8 の両方を余りなく割り切れる最大の数です。 最小公倍数とは何ですか?最小公倍数(LCM)とは、2 つの整数の倍数に共通する最小の正の整数です。たとえば LCM(12, 8) = 24 で、これは 12 の倍数かつ 8 の倍数である最小の数です。 最大公約数と最小公倍数にはどんな関係がありますか?任意の 2 つの正の整数 a と b に対して、GCD(a, b) × LCM(a, b) = a × b が成り立ちます。つまり、一方が分かればもう一方を導けます(LCM = a × b ÷ GCD)。この関係があるため、2 つの値をまとめて計算するのが便利です。 次のおすすめ 分数の四則演算 2つの分数を足す・引く・かける・割る計算をして、約分された分数で結果を表示します。小数(0.5)や分数(1/2、1と3/4)など、どちらの形式でも入力できます。 詳しく解説分数・小数・百分率の変換 ひとつの数値を分数・小数・パーセントの3つの形式で同時に表示します。いずれかの形式を入力すると、他の2つが自動的に計算されます。 詳しく解説組み合わせの計算 — C(n, r) 組み合わせ C(n, r) を計算します。n 個から r 個を順番なしで選ぶ場合の数を n = 20 まで求められます。 詳しく解説 200+ ツール · 10 言語対応 · 完全無料 数論の他の計算 ローマ数字変換ツール最大公約数・最小公倍数の計算指数表記(科学的記数法)変換器素因数分解の計算素数チェッカー対数の計算 数学の他のカテゴリ 代数 2元連立一次方程式の解(クラメールの公式)一次方程式の計算(ax + b = c)三次方程式の解絶対値方程式の解(|ax + b| = c)多項式の定積分多項式の微分計算二次方程式の解判別式の計算平方完成の計算平面幾何 2点を通る直線の方程式2点間の距離計算ピタゴラスの定理の計算円の弦と弧の計算円の面積・円周の計算円環面積の計算円弧の長さの計算三角形の外接円の計算三角形の計算(ASA)― 1辺と2角から全要素を求める三角形の計算(SAS)― 2辺と夾角から全要素を求める三角形の計算(SSS)― 3辺から全要素を求める三角形の面積計算正三角形の計算正多角形の計算扇形の面積計算楕円の面積・周の長さの計算台形の面積計算中点計算ツール直角三角形の計算直角二等辺三角形(45-45-90)の計算直線の傾き計算ツール二等辺三角形の計算平行四辺形の面積計算立体幾何 トーラス体積の計算円錐の体積・表面積の計算円錐台(切頭円錐)の計算円柱の体積・表面積の計算球の体積・表面積の計算四角錐の体積・表面積の計算直方体の体積・表面積の計算立方体の計算 — 体積・表面積・対角線三角法 ベクトルの大きさの計算外積の計算(3次元ベクトル)逆三角関数の計算(arcsin・arccos・arctan)三角関数の計算(sin・cos・tan)正弦定理 — AAS(二角一辺)の計算余弦定理の計算統計 Zスコア計算ツールピアソン相関係数の計算ツール加重平均の計算記述統計量計算ツール誤差率(百分率誤差)の計算信頼区間の計算分散・標準偏差の計算平均・中央値・最頻値の計算変動係数(CV)の計算確率 カード確率の計算サイコロ確率の計算階乗の計算(n!)順列の計算 — P(n, r)条件付き確率・ベイズの定理計算ツール正規分布計算ツール組み合わせの計算 — C(n, r)二項確率の計算数列・級数 フィボナッチ数列の計算等差数列の計算平均変化率計算ツール分数・パーセント パーセント計算比・比例の計算分数・小数・百分率の変換分数の四則演算 この計算機は役に立ちましたか? 役に立った 改善が必要 改善が必要 どのような点が改善されると良いですか? フィードバックを送信 Powered by OneCalc ↗
最終更新: 2026-05-13 定義 最大公約数(GCD〈Greatest Common Divisor〉)は、複数の整数に共通する約数のうち最大のものです。最小公倍数(LCM〈Least Common Multiple〉)は、共通する倍数のうち最小のものです。いずれも 2 つの整数の算術的な関係を端的に表す量です。 12 と 8 を例にとります。 12 と 8 の公約数は 1、2、4 です。その中で最大のものは 4 です。 12 と 8 の公倍数は 24、48、72、… と続きます。その中で最小のものは 24 です。 ユークリッドの互除法による最大公約数の計算 最大公約数を求める代表的な方法がユークリッドの互除法です。紀元前 300 年頃に著された『原論』で述べられた手法で、現在も効率的な計算手順として使われています。核心となる性質は次の式です。 gcd(a,b)=gcd(b, a mod b)\gcd(a, b) = \gcd(b,\ a \bmod b) ここで a mod ba \bmod b は aa を bb で割ったときの余りです。余りが 0 になるまで繰り返し、最後に 0 でない余りが最大公約数になります。 例: GCD(48, 18) ステップaabba mod ba \bmod b148181221812631260 最後に現れた 0 でない余りは 6 なので、GCD(48, 18) = 6 です。 このアルゴリズムのステップ数は、小さいほうの数の桁数の 5 倍を超えないことが知られています。 最大公約数と最小公倍数の恒等式 最大公約数が求まれば、最小公倍数は 1 つの式で計算できます。 LCM(a,b)=a×bgcd(a,b)\text{LCM}(a, b) = \frac{a \times b}{\gcd(a, b)} これは偶然ではなく、整数の素因数分解の一意性から導かれる定理です。各整数を素数の積とみなすと、最大公約数は各素数の指数の最小値を、最小公倍数は最大値を取ります。両者の積は常に a×ba \times b になります。 例: LCM(12, 8) GCD(12,8)=4,LCM(12,8)=12×84=24\text{GCD}(12, 8) = 4, \quad \text{LCM}(12, 8) = \frac{12 \times 8}{4} = 24 確認すると 4×24=96=12×84 \times 24 = 96 = 12 \times 8 となり、恒等式が成り立っています。 最大公約数・最小公倍数が役立つ場面 分数の約分 ab\dfrac{a}{b} を既約分数に約分するには、分子と分母を gcd(a,b)\gcd(a, b) で割ります。たとえば 128\dfrac{12}{8} は gcd(12,8)=4\gcd(12, 8) = 4 で割ると 32\dfrac{3}{2} になります。 分数の加算 112+18\dfrac{1}{12} + \dfrac{1}{8} を計算するには、最小公倍数 LCM(12,8)=24\text{LCM}(12, 8) = 24 を通分の分母として使います。 112+18=224+324=524\frac{1}{12} + \frac{1}{8} = \frac{2}{24} + \frac{3}{24} = \frac{5}{24} 周期の問題 2 つの事象がそれぞれ aa 日ごと・bb 日ごとに繰り返される場合、次に同時に起こるのは LCM(a,b)\text{LCM}(a, b) 日後です。歯車の歯数比、タイル模様の周期、天体の会合周期などに最小公倍数が現れるのはこのためです。 暗号理論 ユークリッドの互除法は RSA 暗号の中核となる演算で、選んだ鍵指数が法のオイラー関数と互いに素であることを最大公約数で確認するために使われます。 特殊なケース GCD(a, 0) = a(a は任意の正の整数): すべての整数は 0 を割り切るという定義から自然に導かれる、互除法の基底ケースです。 互いに素な数: 最大公約数 = 1 で最小公倍数 = a × b です。例として GCD(7, 13) = 1、LCM(7, 13) = 91。 同じ数の場合: GCD(n, n) = n、LCM(n, n) = n です。 公式早見表 性質式ユークリッドの互除法gcd(a,b)=gcd(b, a mod b)\gcd(a, b) = \gcd(b,\ a \bmod b)最大公約数から最小公倍数lcm(a,b)=a×bgcd(a,b)\text{lcm}(a,b) = \dfrac{a \times b}{\gcd(a,b)}恒等式gcd(a,b)×lcm(a,b)=a×b\gcd(a,b) \times \text{lcm}(a,b) = a \times b分数の約分分子と分母を gcd\gcd で割る通分の分母2 つの分母の lcm\text{lcm} を使う よくある質問 (FAQ)最大公約数とは何ですか?最大公約数(GCD)とは、2 つの整数をどちらも割り切ることができる正の整数のうち最大のものです。たとえば GCD(12, 8) = 4 で、これは 12 と 8 の両方を余りなく割り切れる最大の数です。 最小公倍数とは何ですか?最小公倍数(LCM)とは、2 つの整数の倍数に共通する最小の正の整数です。たとえば LCM(12, 8) = 24 で、これは 12 の倍数かつ 8 の倍数である最小の数です。 最大公約数と最小公倍数にはどんな関係がありますか?任意の 2 つの正の整数 a と b に対して、GCD(a, b) × LCM(a, b) = a × b が成り立ちます。つまり、一方が分かればもう一方を導けます(LCM = a × b ÷ GCD)。この関係があるため、2 つの値をまとめて計算するのが便利です。