ΔG° = −nFE° と ΔG° = −RT ln K を等しく置くと ln K = nFE°/(RT) が得られ、K = exp(nFE°/RT) となる。ここで n は移動した電子数、F はファラデー定数(96,485 C/mol)、R は気体定数(8.314 J/(mol·K))、T は絶対温度である。正の小さな電位でも、指数の中にあるため非常に大きな K を生む。
なぜ小さな正の電位がこれほど大きな K を与えるのか
平衡定数は起電力に対して指数関数的に増大する。25 ℃では ln K = nE°/0.0257 となるため、0.0257/n ボルトごとに K は e 倍になる。電子2個が移動する約1 V の起電力でも、すでに K は 10^37 のオーダーに対応する。これが電気化学で反応を実質的に完結まで進められる理由である。
温度は平衡定数をどう変えるか
温度は ln K = nFE°/(RT) の分母に現れるため、標準電位が一定なら温度が高いほど ln K は小さくなり、K は 1 に近づく。実際には E° 自体も温度とともに変化するため、この計算機は入力した温度における標準電位が意味する値を与える。精密な計算には、その温度で測定した標準電位を用いる。
平衡定数は反応について何を教えるか
K が 1 より大きければ平衡で生成物が優勢となり、正反応が有利である。K が 1 より小さければ反応物が優勢となる。K = exp(nFE°/RT) であるため、正の標準起電力は常に K > 1 に対応し、正の E° が自発的な酸化還元反応を示すという規則と一致する。