住宅ローン借入可能額シミュレーター
年収からいくら借りられるかを試算します。返済負担率(フラット35基準)と元利均等返済の式を逆算し、借入可能額・購入可能な物件価格・毎月返済額を表示します。
入力
借入可能額は「審査金利」(高め)で、毎月返済額は実際の「適用金利」で計算します。2つを分けるのは、銀行が将来の金利上昇に備えて高めの金利で審査するためです。迷ったら上部の「変動・メガバンク/ネット銀行」「10年固定」「フラット35」のいずれかをタップすると、2026年5月時点の典型値が両方のスライダーに入ります。各値の根拠と最新金利の調べ方は、各スライダー横の説明アイコンを参照してください。
結果
年収 6,000,000 円 の場合、審査金利 3.5 % での借入可能額は約 ...、自己資金を含めた購入可能額は約 ... です。適用金利 1.5 % で借りた場合の毎月返済額は約 ... になります。
現在の年収と他の借入の条件では、返済負担率の枠に住宅ローンを組む余地がありません。他の借入を減らすか、入力値をご確認ください。
年収倍率6倍未満は無理のない水準です。借入可能額は「借りられる上限」であって「借りるべき額」ではありません。実際の借入額はこれより控えめに置き、住宅ローン返済の試算で月々の返済額と総利息を確認するのが安全です。
借入可能額とは
借入可能額とは、返済負担率(年収に対する年間返済額の割合)の上限と、金利・返済期間から逆算される、住宅ローンで借りられる元本の上限額です。このツールは借入額を入力するのではなく、年収から借入可能額を逆算します。返済負担率の上限(フラット35基準)と元利均等返済の式を使い、借入可能額・購入可能な物件価格・毎月返済額を一度に表示します。
ただし「借りられる額」は「無理なく返せる額」より高めに算出されます。上限まで借りると、子育て・教育費・老後資金・修繕費の余地が乏しくなります。借入可能額は 上限の目安 であり、実際にはそれより控えめに借りるのが安全とされています。
返済負担率 — 借入可能額を決めるルール
借入可能額の出発点は 返済負担率(年収に占める年間返済額の割合)です。フラット35の基準は明快です。
| 年収 | 返済負担率の上限 |
|---|---|
| 400 万円未満 | 30% |
| 400 万円以上 | 35% |
この「すべての借入れ」には住宅ローンだけでなく、自動車ローン・教育ローン・カードローン・キャッシングの年間返済額も含まれます。だからこのツールでも「他の借入の月返済額」を差し引いて計算します。
審査金利と適用金利 — 2つの金利を使い分ける
借入可能額の試算では、2種類の金利 を使い分けます。借入可能額の上限を決める金利と、実際の毎月返済額を計算する金利は役割が異なるためです。
- 審査金利(既定 3.5%)— 借入可能額の上限を決める金利。変動金利は将来上がる可能性があるため、銀行は実際の金利ではなく 3〜4% 程度の高めの金利で「金利が上がっても返せるか」を審査します。
- 適用金利(既定 1.5%)— 実際に借りたときの毎月返済額・総返済額を計算する金利。2026 年時点の変動金利は 0.7〜1.4% 程度です。
借入可能額を審査金利で、毎月返済額を適用金利で計算するため、実際の返済額は審査上の上限より余裕のある数字になります。この差が金利上昇への備えとなる余白です。なお フラット35 は実行金利で審査する ため、フラット35 を前提に試算するときは審査金利と適用金利を同じ値にします。
適用金利の調べ方(公表されている)
適用金利は各行とも公表しているので、複数行を横並びで比べるのが最短です。
- 比較サイト:価格.com 住宅ローン比較、mogecheck、スゴい住宅ローン探し — 主要行の最新金利・団信・繰上手数料を一覧化
- 各銀行サイトの金利ページ:みずほ・三井住友・三菱UFJ などのメガバンク、住信SBI・auじぶん・楽天などのネット銀行、いずれも「住宅ローン > 金利」ページに当月レートが掲載されている
- フラット35:flat35.com 最新金利情報 — 取扱金融機関の中央値・最低値が毎月更新される
ただし広告で目立つ「最低金利 0.298%」のような数字は 最大優遇後 の値で、属性(勤続年数・年収・自己資金比率)次第で +0.1〜0.3% 上がることがあります。最低金利ピッタリではなく少し余裕をもたせるのが安全です。
2026 年 5 月時点の目安は、変動金利(メガバンク・ネット銀行)が 0.7〜1.4%、10 年固定(民間銀行)が 1.5〜2.0%、フラット35(全期間固定)が 1.8〜2.0% です。
審査金利の調べ方(公表されていない)
ここが厄介で、審査金利はほとんどの銀行が公表していません。住宅金融支援機構の 2021 年度調査では、金融機関の約 4 割が「審査金利」(実行金利とは別の固定値)を使っていると回答しています。
ユーザー側は「相場で当たりをつける」しかありません。一般的な目安:
| 選ぶ商品 | 審査金利の目安 |
|---|---|
| 変動金利(メガバンク・ネット銀行) | 3.0〜4.0%(既定値 3.5% が中央値) |
| 10 年固定など期間固定 | その固定金利と同じ、または +0.5% 程度 |
| フラット35 | 適用金利と同じ(実行金利で審査) |
論理は単純で、銀行は 「金利が上がっても返せるか」 を見ているので、変動を選ぶ人ほど審査金利を高く置きます。フラット35 は将来も金利が動かないため上乗せが不要で、審査=適用になります。
正確な数値を知るには仮審査 が現実解です。複数の銀行に同じ年収・物件価格で仮審査を出し、各行の「借入可能額」を比べると、逆算で各行が何 % の審査金利を使っているかが分かります。仮審査は無料で信用情報への影響も小さく、2〜3 行に出して比較するのが一般的です。
金利プリセットによる入力
入力エリア上部に「変動・メガバンク/ネット銀行」「10 年固定(民間銀行)」「フラット35(全期間固定)」の 3 つのボタンが並んでいます。タップすると 2026 年 5 月時点の典型値(審査金利と適用金利の組)が両方のスライダーに入り、状況に応じて微調整できます。
- 変動・メガバンク/ネット銀行:審査 3.5% / 適用 1.0% — 借入可能額は抑え気味、月々返済は楽観値。適用金利を 3.0% 程度まで上げて試算すると、金利上昇への耐性も確認できる。
- 10 年固定(民間銀行):審査 3.0% / 適用 1.7% — 11 年目以降の金利は不確定なので、固定期間後の見直しは別途考慮が必要。
- フラット35(全期間固定):審査 1.9% / 適用 1.9% — 審査金利が低い分、他の 2 パターンより借入可能額は大きく出る傾向。
借入可能額の計算式
毎月の返済可能額が決まれば、元利均等返済の式を借入額について逆算します。月利 、返済月数 $n = 12t$ として:
ここで は審査金利の月利です。購入可能な物件価格は、これに自己資金(頭金)を足したものになります。
試算例
年収 600 万円・他の借入なし・審査金利 3.5%・返済期間 35 年の場合:
- 返済負担率は 35%(年収 400 万円以上)
- 毎月の返済可能額:600 万円 × 35% ÷ 12 = 17.5 万円
- 審査金利 3.5%・35 年で逆算すると、借入可能額は約 4,200 万円
- これを適用金利 1.5% で借りた場合の毎月返済額は約 13.0 万円
毎月返済額(13.0 万円)が返済可能額の枠(17.5 万円)より小さいのは、審査金利のほうが適用金利より高いためです。この余白が金利上昇への備えになります。
年収倍率という目安
借入可能額 ÷ 年収を 年収倍率 と呼びます。返済負担率から逆算すると、一般に 7 倍前後になります。8 倍を超えると、審査に通っても返済が家計を圧迫しやすい水準です。年収倍率は物件選びの初期の感覚値として便利ですが、最終判断は毎月返済額と手取り収入のバランスで行ってください。
このツールが扱わないこと
- 諸費用:物件価格の 3〜9% 程度(登記・仲介手数料・印紙税・ローン保証料・引越し費用など)が別途かかります。自己資金からこれらを差し引いて頭金を考えてください。
- 固定資産税・都市計画税・管理費・修繕積立金:毎月の総住居費はローン返済だけではありません。マンションなら管理費・修繕積立金が、戸建てでも固定資産税が継続的にかかります。
- 団体信用生命保険・火災保険:金利に含まれる場合と別払いの場合があります。
- 住宅ローン控除:年末残高に応じて所得税・住民税が軽減されるため、実質的な負担は表面金利より下がります。
- 元金均等返済:本ツールは元利均等返済(毎月同額)を前提にしています。
借入額を決めたら、住宅ローン返済額計算 で実際の毎月返済額・総支払利息・繰上返済の効果まで確認できます。
住宅ローンは人生で最大の借入れになることが多く、借入可能額はあくまで審査上の上限であって、無理なく返せる額とは異なります。年収倍率や返済負担率の上限はいわば天井であり、金利上昇・収入減・修繕費といった不測の事態に備える余白を残して借りることが、長期的な家計の安定につながります。
よくある質問 (FAQ)
年収からいくらまで借りられますか?
目安は「年収 × 返済負担率 ÷ 12」で月の返済可能額を出し、元利均等返済の式を逆算する方法です。フラット35基準の返済負担率は年収400万円未満で30%、400万円以上で35%。本ツールはこの逆算を行い、借入可能額と購入可能な物件価格を表示します。実際の融資額は勤続年数・信用情報・物件評価で変わります。
審査金利とは何ですか?なぜ適用金利と分けるのですか?
審査金利は、銀行が借入可能額を判定するときに使う金利です。変動金利は将来上がる可能性があるため、銀行は実際の適用金利(0.7〜1.4%程度)ではなく3〜4%程度の高めの金利で「金利が上がっても返せるか」を審査します。本ツールは借入可能額を審査金利で、毎月返済額を適用金利で計算するため、実際の返済額は審査上の上限より余裕のある数字になります。フラット35は実行金利で審査するので、その場合は両方を同じ値にしてください。
返済負担率はどのくらいに抑えるべきですか?
フラット35の上限は年収400万円未満で30%、400万円以上で35%です。ただしこれは「額面年収」に対する上限で、手取りで見ると体感の負担はより重くなります。教育費や老後資金まで考えると、手取りの20〜25%程度に毎月返済額を抑えるのが安全な目安とされています。本ツールの借入可能額は上限値なので、実際にはそれより控えめに借りることを推奨します。
免責事項
本計算は返済負担率(フラット35基準)と元利均等返済モデルに基づく目安です。固定資産税、火災保険料、団信保険料、管理費・修繕積立金、購入時の諸費用は含まれません。実際の審査では信用情報、勤続年数、物件の担保評価、保証会社の判断も加味されます。本ツールは金融助言ではありません。具体的な借入額は金融機関やファイナンシャルプランナーにご相談ください。