τ = R·C という結果は、1つの抵抗と漏れのない理想的な1つのコンデンサ、そして内部抵抗が無視できる電源を前提としています。複数の抵抗やコンデンサをもつ実際の回路では、まずこれらを等価な R と C にまとめます。コンデンサの漏れや許容差、電流を引き込む負荷があると、実際のタイミングは理想値からずれます。
半減期はコンデンサの電圧が半分だけ変化するまでの時間で、放電時には50 %まで下がり、充電時には残りの差の半分を埋めるまでの時間です。t½ = τ·ln2 ≈ 0.693·τ で、1時定数よりわずかに短くなります。τ = 1 s なら半減期は約0.693 s です。
時定数はフィルタのカットオフ周波数とどう関係しますか
RC回路は一次フィルタとしても働き、そのカットオフ周波数は f = 1/(2π·τ) = 1/(2π·R·C) です。時定数が大きいほどカットオフ周波数は低くなります。τ = 1 ms ならカットオフは約159 Hz です。同じ R と C が過渡応答(τ を通じて)と周波数応答(f を通じて)の両方を決めることになります。