スリップなしの転がりでは速さと角速度が v = ωr で結びついているので ω = v/r が成り立ちます。回転エネルギーは ½Iω² = ½(c m r²)(v/r)² = ½ c m v² となり、r の二乗が打ち消し合います。結果は質量・速さ・形状にのみ依存し、大きさには依りません。同じ材料・同じ速さのビー玉と岩石では、エネルギーの分配比が同じになります。
斜面を転がり下りると、どの形状が最も速いですか?
円板・輪・球・球殻を同じ高さから放すと、係数 c が最も小さいものが最初に底に到達します。回転に使われるエネルギーが少なく、前進速度に回せるエネルギーが多いためです。順位は中実球(c = ⅖)が最速、次いで中実円板(½)、球殻(⅔)、輪(1)が最遅。質量や半径は順位に影響しません。